セルフ・コンパッションとは
セルフ=自分
コンパッション=同情心、慈悲、思いやり
セルフコンパッション(Self-Compassion)とは、自分を思いやる能力です。
自分を他者とは比べず、いい面も悪い面もありのままの自分を受け入れるということです。心理学で研究されているメンタルケアの手法のひとつです。
みなさんは、SNSなどを見て
つい他人と比べちゃったりしていませんか?
セルフコンパッションを高めると、
自己肯定感が上がったり、集中力や記憶力もUPして、とにかくいいことづくしなんです。
今回は、セルフコンパッションを高める方法と効果をご紹介させていただきます。
セルフコンパッション能力を高める方法
自分で自分を励ます
ひとつ目は、「自分で自分を励ます」という方法です。
やり方は簡単です。嫌なことや、落ち込んだりしてネガティブな感情になった時に、自分で自分のことを励まします。
コツは、大好きな友人を励ますように、ポジティブに温かく励ますということです。
あなただったら大丈夫
心配ないよ
いつでも応援してるよ
辛かったね
明日はきっと良くなるよ!
普段の生活の中で、落ち込む機会はそうたくさんはないと思いますが、もし落ち込んでしまった時は、温かい言葉で前向きに自分を励ましましょう。
慈悲の瞑想
2つ目は、「慈悲の瞑想」を行う。
慈悲とは=他者を思いやる気持ちという意味です。
慈悲というのは、勝手に育っていくものではないと考えられています。
慈悲の心を育てていく練習が「慈悲の瞑想」です。
心の中で、ひと言ひとこと言葉を繰り返し唱えていきます。

① まずは、意識を自分に向けていきます。そして、自分自身の健康や幸せを願っていきます。
「私が幸せでありますように」
「私が安全でありますように」
「私の心と体が健康でありますように」
「私の悩み苦しみがなくなりますように」
「私の願いが叶えられますように」
「私が幸せでありますように」
② 次に、自分の家族、大切な人、嫌いな人、それぞれに意識を向けて、同じように幸せや健康を祈っていきます。そして最終的に、全ての生き物の幸せを繰り返し願っていきます。
利他主義は最大の利己主義とも言われていますが、他者の幸せを祈ることは、結局回り回って自分に幸せがやってくるという考え方です。
これは、ガンジーが唱えていた非暴力(アヒンサー)と同じ考え方です。
周りの人を傷つけないことによって、「味方が増える」「応援してくれる人が増える」「結果的に夢が叶う」という考えです。
セルフ・コンパッションの効果
- 自己肯定感が高まる
- ポジティブな感情が増える
- ネガティブからの回復が早くなる
- 自分の弱さや欠点を受け入れられるようになる
- 共感能力が高まる
- 人生の満足度、幸福度が上がる
- うつ病と睡眠の改善
- 楽観性が上がる
- 集中力と記憶力が上がる
- 人を許せるようになる
セルフコンパッション能力が高まると、こんなにたくさんの効果があります。
まとめ
何かで失敗したり落ち込んだ時には、自分でご自身のことを励まし、慈悲の瞑想で思いやりの回路を育てていく。
これらを続けていくとセルフコンパッション能力が高まり、様々な良い効果が得られて、人生が充実していきます。
今日もあなたが幸せでありますように!