Yoga

【ヨガの呼吸法】鼻呼吸と口呼吸の違いや効果について


ヨガでは「呼吸」がとても大事です。

ヨガの呼吸をすることによって、実際に私たちのからだに何が起こるのかを理解して、自分に合った呼吸法をつかみましょう。

ヨガの呼吸

ヨガは基本的に鼻から吸って鼻から吐く鼻呼吸を推奨しています。

これはヨガ独特の視点ですが、呼吸のことをヨガでは「プラーナ」といって、生命エネルギー(元気の源)のような存在だといっています。

このプラーナをしっかりと自分の中に取り入れることによって、私たちが元気に生きることができると考えられてます。

プラーナ(元気の源)は、口からは入らなくて、鼻からしか入らないとヨガでは考えられています。

だから、ヨガでは鼻から吸って鼻から吐く鼻呼吸を推奨しています。

鼻呼吸と口呼吸の効果

私たちは口呼吸も鼻呼吸もどちらの呼吸も行えますが、呼吸というのは酸素と二酸化炭素の交換ですよね。

これが単純にからだの中で起きてることですが、そのほかにも呼吸をすることによって、からだには色んなことが起きています。

ここでは、鼻呼吸と口呼吸の違いを解剖学の4つの視点で説明します。

鼻呼吸で温め、口呼吸で冷やす

ひとつ目は、鼻呼吸をすると私たちのからだを温めてくれて口呼吸をすると体を冷やすと考えれています。

例えば、真夏の暑い日とかにワンちゃんが舌をだしてハァハァしているのは、口からハァハァ吐くことによって、からだの熱を出しているから。

鼻呼吸で湿らせ、口呼吸で乾燥する

鼻呼吸をするとからだを湿らせて、口呼吸をするとからだを乾燥させると言われています。

口呼吸をしていると口がカラカラしてきませんか?でも、鼻で呼吸してたらそんな感じはしませんよね。鼻呼吸をすると、私たちのからだに湿度を与えてくれると言われています。

鼻呼吸にはフィルタリング効果がある

鼻呼吸にはフィルタリング効果と言って、バイ菌や雑菌が入らないようになっているけど、口にはそのような効果はありません。

なので、鼻呼吸をしといた方が汚れが入らないようにシャットアウトしてくれて、からだをクリーンに保つことができる。口ではそれができないという違いがあります。

鼻呼吸は集中力を高め、口呼吸はリラックス

鼻呼吸には集中力を高める効果があり、口呼吸にはからだをリラックスさせるという効果があります。

鼻呼吸をするとなぜ集中力が高まるかというと、からだが温まると血液循環が良くなり、酸素や栄養素が脳に届くので集中力が高まります。


口呼吸では、ため息みたいに「はぁー」とか「ふぅー」と口から吐くと、ちょっと背中のあたりが楽になるような気がします。

まとめ

以上を踏まえた上で考えると、ヨガの時に適している呼吸といえば鼻呼吸だと思いませんか?

まずは鼻呼吸で集中力を高め、頭の中のごちゃごちゃした思考や、感情の揺らぎなどをシャットアウトして、リラックスした状態にもっていけるといいですね。