ヨガには様々な種類がありますが、日本で知られているられている代表的な流派8つをご紹介します。
ハタヨガ | Hatha yoga
ポーズ(アーサナ)と呼吸法を中心としたヨガです。
現在、ヨガスタジオなどで行われている大半が、このハタヨガにあたります。無理のない範囲でポーズを行う、幅広い層に人気があるヨガです。
ハタヨガとはHAとTHAの言葉の組み合わせです。HAは太陽=精神エネルギーであり、THAは月=生命力。隠と陽という意味でもあり、この2つをバランス良く調和させるのがハタヨガです。
アートオブリビングヨガ | Art of living
スダルシャン・クリア呼吸法を用いて心をケアするヨガ。
ヨガや瞑想を正しく学ぶだけでなく、日常生活にその知恵を取り入れ、健康な心と体づくりや、人生の質を高めることを目的としている。
スダルシャン・クリア呼吸法とは
創始者のシュリ・シュリ・ラビ・シャンカール氏が考案した、ストレスを解消し、今この瞬間を生きるための強力な呼吸法です。
アイアンガーヨガ | Iyengar yoga
ポーズの形をを重視し、心身ともに安定することを目的としたヨガ。
正しい姿勢を基本とし、体の方向性、バランス、調和などを観察しながらゆっくりとポーズ(アーサナ)を行うので、スタミナを増進しながら体の歪みを整えます。同時に心理面においても安心した集中力とリラクゼーションが得られます。
アシュタンガヨガ | Ashtanga yoga
アシュタンガヨガは、型が決まっていて、太陽礼拝、スタンディング、メインのポーズ、逆さのポーズ、フィニッシングポーズで構成されているのが特徴です。
ポーズからポーズへ、流れるような動きに呼吸を合わせるスタイルです。
沖ヨガ | Oki yoga
東洋思想を総合的に組み込み、日本のヨガの基盤を作ったヨガです。
ヨガアサナ、浄化法、修正法、整体、丹田強化法、沖ヨガ式自然食、武道、呼吸法、禅、冥想、また鍼灸やアジアの伝統的医療法などを含めたものです。
沖ヨガでは、病気とは「生命の行っている健康回復運動」であるとされています。病気は生命の働きに協力すれば治ると考えられ、その特性である修正法(人間に備わっている、肉体に異常が現れた時に自然にバランスを取ろうとする生命力を回復させる方法)を行うことで、心とからだのバランスを取り戻していきます。
クリパルヨガ | Kripalu yoga
日常生活での不必要な心身の緊張を緩和し、その原因を探りながらも、より自然の流れに合ったライフスタイルや生き方を行うヨガです。
一人ひとりの内面にあり自分の求めるものを知る知恵や、本来備わっている自分自身を回復する力、気づき、理解することを目的としています。
あるがままの自分を受け入れて、しっかりと両足を地に着けることを大切にしています。
クンダリーニヨーガ | Kundalini yoga
オリジナルの呼吸法「火の呼吸」を用いて、そのエネルギーを直接刺激し、活性化させるヨガで、数ある流派の中でも特にパワフルだと言われています。
火の呼吸とは、ヨーガに秘められた可能性を追求し、人間の持つ潜在的能力を開花させる呼吸器メゾットです。
シバナンダヨガ | Shivananda yoga
ポーズ、呼吸法、冥想法を重要なものとしていて、これらの様々なポーズと呼吸法を無理なく行うことで、心身をリラックスさせ、バランス感覚を取り戻しながら生き方を向上させることを目的としています。
現在主流となっている体を動かすスタイルの肉体派に対し、精神を重視する癒しのヨガとも言われています。
パワーヨガ | Power yoga
アシュタンガヨガ、アイアンガーヨガ、ビクラムヨガのそれぞれの特徴を融合し、筋トレと瞑想的な要素を改良したパワフルで現代的なヨガです。
身体強化と集中力を高め、内臓周辺の血管や内臓そのものに働きかけ、からだの内部から健康的になるためのヨガです。
運動量が激しいエクササイズでもあるため、ストレス解消にもなります。
まとめ

ヨガと言っても、運動量の多いものから精神性を重視するものまで、その種類と言っても様々です。昔からある伝統的なヨガが現代の形に変化して、新たなヨガとして生まれ変わっています。
以上、現在の日本でメジャーな8つのヨガをご紹介しました。